50才・宮城県生まれ宮城県在住・パート(副業はメルカリ)・生涯独身 。20代の頃から30代後半までコンパニオンの副業をしていました。
収入が少ないので、メルカリで自作品を販売中です。アチコチ手を付ける癖があるので時間が足りないと常々感じるアラフィフです。
私がやったアルバイトは民宿専属宴会コンパニオンです。コンパニオンクラブひまわりというところで応募があったので募集してみました。
私はもともと友人の紹介で、他のコンパニオンクラブに席を置いていました。時給など待遇面で不満があった時に、知人が新しくクラブを立ち上げるというので合流することにしました。
- 気心が知れたメンバーがいたこと
- 時給が分かりやすかったこと
- 民宿の専属コンパニオンであること
これが大きな理由です。知らない場所に派遣されると怖い時もあるので、その辺は安心でした。
民宿の派遣コンパニオンの仕事と時給について
面接という面接はありませんでした。コンパニオンクラブの立ち上げメンバーも、一緒にコンパニオンとして働いた経験があるので私の働きぶりも知っているからです。
8人ほど集められ、話し合いという形になりました。集められた8人は専属メンバーの中でもメインのメンバーであること。
優先的に働けること、コンパニオン付き宴会プラン(薄給)には入らないことが約束されました。
宴会プランによって価格設定がありました。
宴会プランを利用していない団体へコンパニオンが派遣される時は、二時間で8000円。
指名があれば二時間で9000円。20代指名は10000円です。
コンパニオン付き宴会プランはそれよりもずっと安く最低は二時間3000円の手取り。
大体は、6000~6500円で延長をもらうと一時間一万円。
民宿の専属コンパニオンなので、宴会のお客様への接待(お酌、カラオケ)だけでなく、お膳料理のとりわけや持ち帰りの際の準備をします。
飲み物の補充などは、すべたコンパニオンがやっていました。大型冷蔵庫に入って、ビールケースを持って来たり、灰皿の補充やお酒に入れる梅干しやレモンの準備などもやっていました。
民宿専属コンパニオンですが、他の民宿やホテルに駆り出される時もありました。その際は、二時間の宴会で9000円です。延長は共に10000円。
指名で場所指定だと一人二時間二万円で、足代が5000円。延長は一万円です。
コンパニオン熟年でも働けた
コンパニオンといえば、キレイなお姉さんがドレスや着物で立っているものと思っていました。
はじめて入ったコンパニオンクラブでは、パーティーコンパニオンもあってスーツやドレスで仕事をすることもありましたが、非常につまらないと感じた記憶があります。
お客様とダイレクトにコミュニケーションがとれる宴会コンパニオンは、見た目だけでなくトーク力も大事なのでハードだなと感じましたが、次第に楽しくなってきたのでただ立っているコンパニオンには戻りたくなかったです。
一芸に秀でているコンパニオンさんも多く、熟年コンパニオンさんもいる点は凄く意外でした。若くてスタイルが良ければいいと思っていた固定概念が木端微塵に砕かれました。
派遣コンパニオンの仕事で辛かったこと
辛かった点は、笑いたくない日でも笑っていなくてはいけないことです。
笑えないことを言われても我慢するしかないことは多々ありました。
ビールケース毎運んだり、お酒の収納庫まで行かないと在庫がなかった時などはかなりの移動距離なので体力的にもきつかったです。
繁忙期の12月は、忘年会シーズンなので一日休みをもらえればいい方で12月は休みナシという年もありました。
何の会話もリアクションもしない団体を相手に二時間沈黙という地獄の宴会もありました。女性の仕事なので、嫉妬や妬みでよく仲間割れしているのも辛かったです。
はじめは、みんな仲良くやっていたのにいつの間にか一緒に宴会に入っても連携がうまくいかないこともあります。
時々、新人さんが入ってくるのは良いのですがいざ宴会が始まってから「お酒つくれません」「何をするんですか?」というのは教育以前の問題で「無理」と思いました。
今となっては、全てが良い思い出ですが(笑)
派遣コンパニオンで働く際に重要なこと
コンパニオンをしていて学んだのは、コミュニケーション力だと感じています。お客様とはもちろんですが、コンパニオン同士のコミュニケーションも大切ですしお酒の席でのキツイ仕事なのでいたわりあいが必須なので、その辺もカバーするために日頃からコミュニケーションは大切にしていました。
今後コンパニオンをやってみたい方へのアドバイスとしては「コンパニオン」にも種類があることを知って欲しいです。
礼儀作法がきちんとしている年齢層高めのクラブもあるし、若い子だけのクラブもあります。和装専門というクラブもあります。
自分に合っているか?自分がやってみたいかで選ぶのもアリですし、一度体験してみるのも良いと思います。
百聞は一見に如かずという言葉がぴったりなのがコンパニオンという仕事だと思っています。